恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
そう言って私に軽いキスをした。
目を閉じることもできず、端麗な顔立ちの千秋さんを至近距離で見る。
「千秋さん、あの…」
「ん?」
「だ、抱いてくれませんか」
「…え、」
不意に出た言葉は千秋さんを驚かせるのには十分すぎるほどで、でももう全部ぶちまけたかった。全部伝えたかった。
千秋さんは驚いたあとすぐに困惑した顔をする。
そりゃそうだよね、急に抱いてくれませんか?なんておかしな奴と思われているかもしれない。でもどうでもいい。私の感情は自分でも抑えることが出来ずに急に暴走する。
「それはどういう意味?」
「そのままです、私…―」
―千秋さんが好きなんです
私ははっきりとそう言った。彼の目をしっかり見て、そう言った。
千秋さんがいったんだよ。好きになってほしいって。
千秋さんはゆっくり瞬きをした。そして次の瞬間、肩に置かれた手がぐっと力を込めて私を押して背中がソファに沈んだ。
目を閉じることもできず、端麗な顔立ちの千秋さんを至近距離で見る。
「千秋さん、あの…」
「ん?」
「だ、抱いてくれませんか」
「…え、」
不意に出た言葉は千秋さんを驚かせるのには十分すぎるほどで、でももう全部ぶちまけたかった。全部伝えたかった。
千秋さんは驚いたあとすぐに困惑した顔をする。
そりゃそうだよね、急に抱いてくれませんか?なんておかしな奴と思われているかもしれない。でもどうでもいい。私の感情は自分でも抑えることが出来ずに急に暴走する。
「それはどういう意味?」
「そのままです、私…―」
―千秋さんが好きなんです
私ははっきりとそう言った。彼の目をしっかり見て、そう言った。
千秋さんがいったんだよ。好きになってほしいって。
千秋さんはゆっくり瞬きをした。そして次の瞬間、肩に置かれた手がぐっと力を込めて私を押して背中がソファに沈んだ。