恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
帰宅してすぐに掃除全般を終えて、一人で唸りながらソファの上で思考を巡らせるものの
いい案など浮かぶわけもなく…
と、突然インターホンが鳴った。
宅配業者かと思い、インターホン画面を確認するとお義母さんだった。
今日は千秋さんはいないのにどうして来たのだろと首を傾げつつも私はすぐに応答した。
「今日もアルバイトだったの?ごめんなさいね、いなかったら帰ろうかと思ってたんだけど」
「いえ、全然。それよりお義母さんは大丈夫なんですか?お仕事は…」
お義母さんが躊躇なくリビングへ入り、ソファに腰かける。
真っ白いスーツに身を包み、私なら違和感しかないであろうそれを自然に着こなすお義母さんは素敵だ。服装でアクセサリーを変えているのも知っている。
「あぁ、ちょっと抜けてきたのよ。だからもうすぐに行くから飲み物はいいわ」
コーヒーでも入れようかと思ったがそう言われて私も腰を下ろす。
わざわざ仕事の最中に抜け出してまでここに来た理由は何だろう。
「実は昨日別のようで千秋に電話したの。そうしたらあなたのことを少し心配している様子だった」
「え?」
吃驚して固まる私にお母さんは淡々と続ける。
少し動くだけで揺れるイヤリングが綺麗だった。
いい案など浮かぶわけもなく…
と、突然インターホンが鳴った。
宅配業者かと思い、インターホン画面を確認するとお義母さんだった。
今日は千秋さんはいないのにどうして来たのだろと首を傾げつつも私はすぐに応答した。
「今日もアルバイトだったの?ごめんなさいね、いなかったら帰ろうかと思ってたんだけど」
「いえ、全然。それよりお義母さんは大丈夫なんですか?お仕事は…」
お義母さんが躊躇なくリビングへ入り、ソファに腰かける。
真っ白いスーツに身を包み、私なら違和感しかないであろうそれを自然に着こなすお義母さんは素敵だ。服装でアクセサリーを変えているのも知っている。
「あぁ、ちょっと抜けてきたのよ。だからもうすぐに行くから飲み物はいいわ」
コーヒーでも入れようかと思ったがそう言われて私も腰を下ろす。
わざわざ仕事の最中に抜け出してまでここに来た理由は何だろう。
「実は昨日別のようで千秋に電話したの。そうしたらあなたのことを少し心配している様子だった」
「え?」
吃驚して固まる私にお母さんは淡々と続ける。
少し動くだけで揺れるイヤリングが綺麗だった。