恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
「幼少期のお話ですからね。10年以上経ってるからそれこそ今の夏希君のことはしらないし…」
「ふぅん、」
不服そうな顔をしながら朝宮さんは夏希君に「これ」そういって紙袋に入った資料のようなものを渡していた。
朝宮さんは何故か夏希君に早く帰ってほしい素振りを見せるが、夏希君は帰らなかった。
「じゃ、もう帰っていいよ」
「なんで?せっかくだから話聞かせてよ」
「あーじゃあ私お茶か何か入れますね。と言ってもまだ食器の場所とかわからないけど…」
「わかった。場所教えるね。一緒にやろう」
先ほどまで飲んでいたコーヒーカップを片づけて、紅茶を入れることにした。
キッチンで大体の食器類の場所を教えてもらいながら
「なんか不思議な縁だね」
「そうですよね、」
「夏希と桜子がね…小学生の頃は仲良かったんだ?」
「はい、夏希君のお陰で空腹を凌いでいました。図書館でいつも会っていて…」
「そっか」
高そうなティーカップを割らないように!と慎重に棚から出した。
部屋の内装にも拘っているけれど、それだけじゃなくてお皿含めてすべて統一されていてセンスがあるってこういう人を指すのかぁと感心する。
「ふぅん、」
不服そうな顔をしながら朝宮さんは夏希君に「これ」そういって紙袋に入った資料のようなものを渡していた。
朝宮さんは何故か夏希君に早く帰ってほしい素振りを見せるが、夏希君は帰らなかった。
「じゃ、もう帰っていいよ」
「なんで?せっかくだから話聞かせてよ」
「あーじゃあ私お茶か何か入れますね。と言ってもまだ食器の場所とかわからないけど…」
「わかった。場所教えるね。一緒にやろう」
先ほどまで飲んでいたコーヒーカップを片づけて、紅茶を入れることにした。
キッチンで大体の食器類の場所を教えてもらいながら
「なんか不思議な縁だね」
「そうですよね、」
「夏希と桜子がね…小学生の頃は仲良かったんだ?」
「はい、夏希君のお陰で空腹を凌いでいました。図書館でいつも会っていて…」
「そっか」
高そうなティーカップを割らないように!と慎重に棚から出した。
部屋の内装にも拘っているけれど、それだけじゃなくてお皿含めてすべて統一されていてセンスがあるってこういう人を指すのかぁと感心する。