恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
全然知らない感覚で、みんなこんなことをしているのだろうかなんてベクトルの違う考えが浮かんだ。

「ぬ、脱ぐのですか!」
「当たり前だよ。見せたくないの?」
「…」

パジャマのボタンが外されて、露になった下着姿を見て千秋さんはなんて思うだろうか。
そんなにスタイルだってよくないしできれば真っ暗の状態でしたい。

「桜子って着痩せするタイプだね」
「え、ごめんなさい、お肉が?!」
「違うよ、胸大きいね」
「っ」

私は自分の手で自分の目を抑えてもう見ないようにした。
千秋さんの言葉一つでこんなにドキドキするなんて、やっぱり千秋さんはすごい。

千秋さんが私のブラジャーを片手で簡単に外した。
手慣れているその行為に益々不安になった。

「っ…あ、」

露になったそこに指の刺激が加わって私の唇から声が漏れる。
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