恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
千秋さんは満足そうに笑う。
私は未知の世界へ足を踏み入れたんだ。きっと。


「ぁ、…っ…はぁ、あ、」

千秋さんのざらついた舌先が私の胸を刺激する。
思わず体をそらせて反応してしまった。
ひどく自分がいやらしい人間のように感じてしまう。

「桜子って、すごい敏感なんだ」
「…そんなのっ…わか、らない」

体中に力が入って、千秋さんの愛撫にどんどん意識が遠のく。
知らない、こんなの、知らない。

丁寧な愛撫に千秋さんのイメージ通りだった。優しくて、でも全部丁寧だ。
私のことを思ってくれているのが伝わる。
< 89 / 282 >

この作品をシェア

pagetop