お姫様は恋してる?
一誠さんが管理人事務所で、予約なしで頼めるバーベキューセットを借りて来てくれたので、こちらはこちらで楽しむのだろうと下拵えを始めた。
ふと気がつくと一誠さんがいない。
しばらく待っているとお前は忍者か?とアラフィフには思えない身のこなしで、岩から飛び降りて来た。
「何やってんの?」
「一叶たちの様子を見て来た。ちょうどこの岩の向こう側で純ちゃんのお兄さんと話していた。彼が今なんとかとの間に入ってくれているから大丈夫そうかな。」
「こっちのバーベキューの準備もちゃんとやってくれない?」
「とりあえず秀介に連絡したらな。」
「一誠さん、私はここまで来て料理を作るのが仕事かしら?」
一誠さんは、私の不機嫌なオーラに気づいたのか、慌てて火起こしを始めた。
結局、食べるのもそこそこに一叶の様子を何度も見に行く一誠さんには、焼いた野菜をたくさん皿に盛り、美味しい肉は、あらかた食べさせていただいた。
戻って来た一誠さんは、肉がほとんど無くて悲しそうだったけど、私はただ、お出かけの肉焼き要員にさせられたんだから、知らないっ。
放っておかれたら、私だってさみしいんだから。
ふと気がつくと一誠さんがいない。
しばらく待っているとお前は忍者か?とアラフィフには思えない身のこなしで、岩から飛び降りて来た。
「何やってんの?」
「一叶たちの様子を見て来た。ちょうどこの岩の向こう側で純ちゃんのお兄さんと話していた。彼が今なんとかとの間に入ってくれているから大丈夫そうかな。」
「こっちのバーベキューの準備もちゃんとやってくれない?」
「とりあえず秀介に連絡したらな。」
「一誠さん、私はここまで来て料理を作るのが仕事かしら?」
一誠さんは、私の不機嫌なオーラに気づいたのか、慌てて火起こしを始めた。
結局、食べるのもそこそこに一叶の様子を何度も見に行く一誠さんには、焼いた野菜をたくさん皿に盛り、美味しい肉は、あらかた食べさせていただいた。
戻って来た一誠さんは、肉がほとんど無くて悲しそうだったけど、私はただ、お出かけの肉焼き要員にさせられたんだから、知らないっ。
放っておかれたら、私だってさみしいんだから。