お姫様は恋してる?
結婚の約束いただきました 秀介
「ねぇ、ねぇ。えほんよんで。」
俺の顔を見ると擦り寄ってくる姿は5歳なのに一叶は、もうオンナの顔をしているように見える。
いくらなんでも錯覚だろうと首を振る。
今日は、社長に書類を届けに社長宅を訪れたら、一叶がいた。
一貴が風邪を引いたとかで、こちらに避難させているらしい。
「いっちゃん。川田は、おじいちゃまのお仕事で来ているのよ。」
奥様がたしなめると拗ねた顔になるので、ついいつも甘やかす俺も悪いのだろう。
「いいですよ。社長の方は書類を確認していただいたら持ち帰るだけですから。」
俺の座るソファーにヨイショとよじ登り、ぴたっと横に張り付いてお気に入りらしい絵本を広げる。
「しゅーすけっ。よんで。」
父親と同じ歳、30も上のおっさんの俺の何がいいのか、相変わらず一叶は俺にべったりだ。
俺の顔を見ると擦り寄ってくる姿は5歳なのに一叶は、もうオンナの顔をしているように見える。
いくらなんでも錯覚だろうと首を振る。
今日は、社長に書類を届けに社長宅を訪れたら、一叶がいた。
一貴が風邪を引いたとかで、こちらに避難させているらしい。
「いっちゃん。川田は、おじいちゃまのお仕事で来ているのよ。」
奥様がたしなめると拗ねた顔になるので、ついいつも甘やかす俺も悪いのだろう。
「いいですよ。社長の方は書類を確認していただいたら持ち帰るだけですから。」
俺の座るソファーにヨイショとよじ登り、ぴたっと横に張り付いてお気に入りらしい絵本を広げる。
「しゅーすけっ。よんで。」
父親と同じ歳、30も上のおっさんの俺の何がいいのか、相変わらず一叶は俺にべったりだ。