お姫様は恋してる?
ランドセルを背負った天使は、小悪魔かもしれない 一叶
「ただいまぁ。しゅーすけ、いる?」
ランドセルを背負ったまま、顔見知りになった秀介がいる総務課の梨花ちゃんに声をかけた。
「一叶ちゃん、おかえりなさい。」
「梨花ちゃん、しゅーすけは?」
「課長は…あれ?さっきまでいたのよ。」
ふたりでキョロキョロしたが、姿が見えないところを見ると、どこかの部屋に隠れたようだ。
仕方がないので、秀介の席で算数の宿題をやっていると秀介が戻ってきた。
「おかえりなさい。私も宿題頑張ってやってたんだよ。」
「そっか。」
秀介がお祖父様の秘書から総務課長になり、高階家にあまり顔を出さなくなったので、お祖父様に頼んで、なるべく秀介の仕事が終わるまで社長室か総務課にいる事にした。
だって社長秘書と違って、一日中周りに女子社員がいるんだもん。
秀介は、私の婚約者(仮)だよって主張しないとね。
「一叶、急ぎの仕事は片付けたから、送るよ。」
ランドセルを背負ったまま、顔見知りになった秀介がいる総務課の梨花ちゃんに声をかけた。
「一叶ちゃん、おかえりなさい。」
「梨花ちゃん、しゅーすけは?」
「課長は…あれ?さっきまでいたのよ。」
ふたりでキョロキョロしたが、姿が見えないところを見ると、どこかの部屋に隠れたようだ。
仕方がないので、秀介の席で算数の宿題をやっていると秀介が戻ってきた。
「おかえりなさい。私も宿題頑張ってやってたんだよ。」
「そっか。」
秀介がお祖父様の秘書から総務課長になり、高階家にあまり顔を出さなくなったので、お祖父様に頼んで、なるべく秀介の仕事が終わるまで社長室か総務課にいる事にした。
だって社長秘書と違って、一日中周りに女子社員がいるんだもん。
秀介は、私の婚約者(仮)だよって主張しないとね。
「一叶、急ぎの仕事は片付けたから、送るよ。」