お姫様は恋してる?
ホテルでディナーの後、普通なら部屋に移動してとなるだろうが、そこは青少年育成条例なるものがあるので、素直に自宅へ送り届ける。

と言うか一緒に帰る。

駐車場に停めた車を降りる前に一叶からバレンタインのチョコをもらえた。

「秀介、ちゃんと手作りだからね。」

「ありがとう。嬉しいよ。」

香子から友チョコや一誠、一貴のはクッキーだけどひとつだけチョコケーキを作ったからと聞かされていたから期待度マックスで受け取った。

「いま食べてもいい?」

「いいよ。」

ラッピングを開けるとそこには…

クッキーが入っていた。

えっ?!

ケーキじゃない…

目の前が真っ暗になった。

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