【完】この愛を、まだ運命だとは甘えたくない
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桃菜がボヤージュに出勤しなくなった。
連絡もなく、無断欠勤。 桃菜がいない分の穴埋めをパートさんがする羽目になった。
店長は残念がっていたけれど、パートさん達は桃菜の態度が余りにも目に余ったようで、来なくなってせいせいしたと口々に話していた。
…確かに桃菜は無責任で自分勝手な子だけど。
無断欠勤をするようなタイプだろうか。
そこまで考えてまた桃菜の心配をしてしまう自分が嫌だった。
桃菜の無断欠勤が続いて三日目、小早川さんから携帯に連絡が入り会う事になった。
午前中の仕事を終えて、お店がある近くのカフェで待ち合わせをする事になった。
小早川さんに会うのも、数日ぶりだし、マンションを出て行って以来連絡はしていない。 会うまでに少し緊張しながらも彼を待った。
「真凛さん」
待ち合わせ五分前にカフェに着いていた私は気持ちを落ち着かせるように紅茶をすすっていた。
そして待ち合わせ時間ぴったりに、少し慌てた様子で小早川さんが到着した。
桃菜がボヤージュに出勤しなくなった。
連絡もなく、無断欠勤。 桃菜がいない分の穴埋めをパートさんがする羽目になった。
店長は残念がっていたけれど、パートさん達は桃菜の態度が余りにも目に余ったようで、来なくなってせいせいしたと口々に話していた。
…確かに桃菜は無責任で自分勝手な子だけど。
無断欠勤をするようなタイプだろうか。
そこまで考えてまた桃菜の心配をしてしまう自分が嫌だった。
桃菜の無断欠勤が続いて三日目、小早川さんから携帯に連絡が入り会う事になった。
午前中の仕事を終えて、お店がある近くのカフェで待ち合わせをする事になった。
小早川さんに会うのも、数日ぶりだし、マンションを出て行って以来連絡はしていない。 会うまでに少し緊張しながらも彼を待った。
「真凛さん」
待ち合わせ五分前にカフェに着いていた私は気持ちを落ち着かせるように紅茶をすすっていた。
そして待ち合わせ時間ぴったりに、少し慌てた様子で小早川さんが到着した。