We are...
『羽澄~!!まずいよぉ。ノート取ってなかったー。』
―やっぱり……。
『てことで、羽澄がノート貨してあげてー。ね、ね、ね。』
『えー……。』
まだ私が返事してないのに
「奏汰先輩!私のノートより、羽澄の方がめっちゃめちゃ読みやすいんで!羽澄が貸しますね!!」
明日香はニコニコ三浦先輩に宣言してしまった。
―もう……。
私は渋々、肩のトートバックからリングノートを出して、三浦先輩に差し出した。
「そんな綺麗じゃないんですよ。読めなかったら言ってください。」
「ありがとう!!助かるよ!去年と講師違うから、友達から借りれなくて困ってたんだー。」
三浦先輩は手を出しかけ止まった。
「あっ、村澤さん。今これ借りちゃったら、今日書けないんじゃない?」
「えっあっそうですね……」
少し沈黙。
「今日はルーズリーフに書くから大丈夫です、どうぞ。」
「それじゃ、悪いし。」
「大丈夫です、大丈夫です。」
押し問答を黙ってみてた明日香が
「じゃぁ、今日の授業終わってから、奏汰先輩に貸しあげなよ。」
と提案した。
「そうか……。」
明日香のナイスアイディアに感服しかけたのに
「そうだよー。そうしな!そうすれば、羽澄もノート取れるし、奏汰先輩も今日の分のノートも取らなくて済むよ!!」
「はぁぁぁぁ!?」
「いい考えでしょ?みんながハッピーに解決!!てことで、そのノート先輩の後に私にも貸してね。」
「なんでそうなるの!?」
「あははははははは―」
私と明日香のやり取りを見ていた三浦先輩が声を出して笑い出した。
二人で「え?」と見ると
「君たち面白い。漫才みたい。ぷぷぷ。」
なんてお腹を抱えている。
―やっぱり……。
『てことで、羽澄がノート貨してあげてー。ね、ね、ね。』
『えー……。』
まだ私が返事してないのに
「奏汰先輩!私のノートより、羽澄の方がめっちゃめちゃ読みやすいんで!羽澄が貸しますね!!」
明日香はニコニコ三浦先輩に宣言してしまった。
―もう……。
私は渋々、肩のトートバックからリングノートを出して、三浦先輩に差し出した。
「そんな綺麗じゃないんですよ。読めなかったら言ってください。」
「ありがとう!!助かるよ!去年と講師違うから、友達から借りれなくて困ってたんだー。」
三浦先輩は手を出しかけ止まった。
「あっ、村澤さん。今これ借りちゃったら、今日書けないんじゃない?」
「えっあっそうですね……」
少し沈黙。
「今日はルーズリーフに書くから大丈夫です、どうぞ。」
「それじゃ、悪いし。」
「大丈夫です、大丈夫です。」
押し問答を黙ってみてた明日香が
「じゃぁ、今日の授業終わってから、奏汰先輩に貸しあげなよ。」
と提案した。
「そうか……。」
明日香のナイスアイディアに感服しかけたのに
「そうだよー。そうしな!そうすれば、羽澄もノート取れるし、奏汰先輩も今日の分のノートも取らなくて済むよ!!」
「はぁぁぁぁ!?」
「いい考えでしょ?みんながハッピーに解決!!てことで、そのノート先輩の後に私にも貸してね。」
「なんでそうなるの!?」
「あははははははは―」
私と明日香のやり取りを見ていた三浦先輩が声を出して笑い出した。
二人で「え?」と見ると
「君たち面白い。漫才みたい。ぷぷぷ。」
なんてお腹を抱えている。