優秀な姉よりどんくさい私の方が好きだなんてありえません!
第27話 監視の目を潜り抜けて
五月の連休を楽しみにしていたのに壱哉さんとの連絡も禁止されて、私が出かけられるのはスーパーと自宅だけだった。
スマホもお姉ちゃん達に取り上げられてしまって、誰とも話せないし……。
そこまでやらなくてもって思ったけど、勝手に持って行ってしまったから、どこにあるかもわからなかった。
はあ、私の心とは裏腹にいい天気だなぁ……。
庭の草むしりをしていても緋瞳お姉ちゃんが監視していたり、水和子お姉ちゃんの目の届く範囲に置かれていて落ち着かない。
なぜか、連休前より二人の目が厳しい気がするのは気のせいだろうか。
「ちょっと日奈子!シャワー浴びたいって言ったのにお風呂のスイッチ入ってないわよ!」
緋瞳お姉ちゃんの怒鳴り声がバスルームから響いた。
「あ、ご、ごめん」
「そのスイッチは温度調整ボタンよ!もう、しっかりしてよね」
うっかりしてしまった。
作り置きをするのに料理で手一杯でお風呂のスイッチまで気が回らなかった。
シャワーを浴び終えた緋瞳お姉ちゃんは機嫌が悪く、まだ怒っている。
わざとじゃないのに。
スマホもお姉ちゃん達に取り上げられてしまって、誰とも話せないし……。
そこまでやらなくてもって思ったけど、勝手に持って行ってしまったから、どこにあるかもわからなかった。
はあ、私の心とは裏腹にいい天気だなぁ……。
庭の草むしりをしていても緋瞳お姉ちゃんが監視していたり、水和子お姉ちゃんの目の届く範囲に置かれていて落ち着かない。
なぜか、連休前より二人の目が厳しい気がするのは気のせいだろうか。
「ちょっと日奈子!シャワー浴びたいって言ったのにお風呂のスイッチ入ってないわよ!」
緋瞳お姉ちゃんの怒鳴り声がバスルームから響いた。
「あ、ご、ごめん」
「そのスイッチは温度調整ボタンよ!もう、しっかりしてよね」
うっかりしてしまった。
作り置きをするのに料理で手一杯でお風呂のスイッチまで気が回らなかった。
シャワーを浴び終えた緋瞳お姉ちゃんは機嫌が悪く、まだ怒っている。
わざとじゃないのに。