優秀な姉よりどんくさい私の方が好きだなんてありえません!
本当は結婚したくないのに。
「日奈子ちゃん。新婦の控え室行ってドレス姿を見るんじゃなかった?」
「あ!そうでした」
杏美ちゃんから時間を指定されていて、時計を見るともういい時間だった。
「一緒に行くよ」
渚生君は護衛のようにそばにいて、控え室までくると廊下で待機した。
「控え室前で待ってるよ」
「はい」
ドアをノックすると杏美ちゃんは誰がくるのか、もうわかっていたらしく
「日奈子」
私の名前をドア向こうで呼んだ。
「入るね」
開けるとウェディングドレスを着た杏美ちゃんが待っていた。
「うわあ。綺麗」
細かい刺繍が見事でキラキラしたビジューがこれでもかというくらいにつけられたゴージャスなドレスだった。
「当然よ」
「杏美ちゃん、これ、私からのプレゼント」
「なに?」
ウェディングリースを渡した。
「日奈子が作ったの?」
「うん。あんまり、上手じゃないんだけど、ウェディングリースにはね、『永遠に幸せでいられますように』って意味が込められてるの。杏美ちゃんに幸せになってほしいから」
「そう、ありがとう」
リースを見つめ、杏美ちゃんは一瞬泣きそうな顔をした。
「日奈子ちゃん。新婦の控え室行ってドレス姿を見るんじゃなかった?」
「あ!そうでした」
杏美ちゃんから時間を指定されていて、時計を見るともういい時間だった。
「一緒に行くよ」
渚生君は護衛のようにそばにいて、控え室までくると廊下で待機した。
「控え室前で待ってるよ」
「はい」
ドアをノックすると杏美ちゃんは誰がくるのか、もうわかっていたらしく
「日奈子」
私の名前をドア向こうで呼んだ。
「入るね」
開けるとウェディングドレスを着た杏美ちゃんが待っていた。
「うわあ。綺麗」
細かい刺繍が見事でキラキラしたビジューがこれでもかというくらいにつけられたゴージャスなドレスだった。
「当然よ」
「杏美ちゃん、これ、私からのプレゼント」
「なに?」
ウェディングリースを渡した。
「日奈子が作ったの?」
「うん。あんまり、上手じゃないんだけど、ウェディングリースにはね、『永遠に幸せでいられますように』って意味が込められてるの。杏美ちゃんに幸せになってほしいから」
「そう、ありがとう」
リースを見つめ、杏美ちゃんは一瞬泣きそうな顔をした。