優秀な姉よりどんくさい私の方が好きだなんてありえません!
安島社長が会社のお金を使いこんでいたこととか、水和子お姉ちゃんも同罪で警察に捕まるかもとかの説明はいいの……?
「改めて返事を聞かせてもらえるか?」
「わ、私でよければっ、その……よろしくお願いします」
「いいに決まってる」
壱哉さんがキスしようと顔を近づけたのを手で止めた。
「ま、待って下さい」
「まだなにか気になることが?」
「たくさんありますけど……」
「そうか?じゃあ、聞こう」
「安島さんと水和子お姉ちゃんはどうなるんですか?」
「クビだな」
あっさり一言で終わらされた。
それはそうなんだけど。
「そ、それじゃあ、その、お願いがあるんですっ」
お願いと聞いた壱哉さんは嬉しそうに笑って、私の髪を指にからませた。
「日奈子のお願いなら、なんでも」
「倉庫に異動させられた社員の人達を広報部に戻してあげてほしいんです。あと、今園さんのクビも取り消して欲しいし……それにっ」
「なんだ……。そんなことか」
壱哉さんは目に見えてがっかりしていた。
どんなお願いだと思ったんだろう。
「人事は元に戻すつもりだ」
「よかったぁ」
「改めて返事を聞かせてもらえるか?」
「わ、私でよければっ、その……よろしくお願いします」
「いいに決まってる」
壱哉さんがキスしようと顔を近づけたのを手で止めた。
「ま、待って下さい」
「まだなにか気になることが?」
「たくさんありますけど……」
「そうか?じゃあ、聞こう」
「安島さんと水和子お姉ちゃんはどうなるんですか?」
「クビだな」
あっさり一言で終わらされた。
それはそうなんだけど。
「そ、それじゃあ、その、お願いがあるんですっ」
お願いと聞いた壱哉さんは嬉しそうに笑って、私の髪を指にからませた。
「日奈子のお願いなら、なんでも」
「倉庫に異動させられた社員の人達を広報部に戻してあげてほしいんです。あと、今園さんのクビも取り消して欲しいし……それにっ」
「なんだ……。そんなことか」
壱哉さんは目に見えてがっかりしていた。
どんなお願いだと思ったんだろう。
「人事は元に戻すつもりだ」
「よかったぁ」