優秀な姉よりどんくさい私の方が好きだなんてありえません!
第16話 二日酔い?
水和子お姉ちゃんは壱哉さんと飲んできた次の日の朝、起きてこなかった。
「水和子お姉ちゃん、具合悪いの?大丈夫?」
部屋のドアをノックしたけど、返事がない。
お粥を作り、梅干しを出して小皿にのせた。
冷蔵庫に冷たく冷やした桃の缶詰を用意するとお盆にメモを書き置きした。
「風邪?二日酔いなのかな?」
こういう時に限って、緋瞳お姉ちゃんはいないし。
緋瞳お姉ちゃんは撮影で数日、留守にしている。
地方ロケらしく荷物をたくさん持って行った。
「私、仕事に行くね」
部屋の前に食事とミネラルウォーター、風邪薬を置いた。
念のためにお母さんにメールしておいたけど……。
大丈夫かな……。
水和子お姉ちゃんが飲み過ぎるなんて珍しい。
迎えに来てくれた壱哉さんは二日酔いではなさそうで、むしろスッキリした顔をしていた。
「昨日、水和子お姉ちゃん、飲みすぎました?」
「飲みに行く話、聞いていたのか」
「はい。水和子お姉ちゃんから。それで二日酔いかどうか―――」
「渚生もいた」
「えっ!?はい」
なんだか、会話がかみあってない。
「水和子お姉ちゃん、具合悪いの?大丈夫?」
部屋のドアをノックしたけど、返事がない。
お粥を作り、梅干しを出して小皿にのせた。
冷蔵庫に冷たく冷やした桃の缶詰を用意するとお盆にメモを書き置きした。
「風邪?二日酔いなのかな?」
こういう時に限って、緋瞳お姉ちゃんはいないし。
緋瞳お姉ちゃんは撮影で数日、留守にしている。
地方ロケらしく荷物をたくさん持って行った。
「私、仕事に行くね」
部屋の前に食事とミネラルウォーター、風邪薬を置いた。
念のためにお母さんにメールしておいたけど……。
大丈夫かな……。
水和子お姉ちゃんが飲み過ぎるなんて珍しい。
迎えに来てくれた壱哉さんは二日酔いではなさそうで、むしろスッキリした顔をしていた。
「昨日、水和子お姉ちゃん、飲みすぎました?」
「飲みに行く話、聞いていたのか」
「はい。水和子お姉ちゃんから。それで二日酔いかどうか―――」
「渚生もいた」
「えっ!?はい」
なんだか、会話がかみあってない。