彼は真面目な優等生
7.裏の顔





けっこう歩いてる気がする…


てか、ここ…旧校舎??

なんでこんな所まで来るわけ??



「三島さん…旧校舎になんかあるの?」

「…もう少し」


もう少し??
何かな…



少しして、三島さんの足は止まった。

古い教室の前…




なんか怖くない??


「ここに入ってから話ましょ?」

「…う…うん」


怪しすぎる!!!

笑顔も怪しいし旧校舎って所も怪しい!!

なんで私、ついて来ちゃったのかな…?




―ガラッ…


うわぁ〜超ボロボロ。
汚い…。


「そこに座って」

「うん…」


―ギシッ…


うわっ!!!
この椅子!壊れないかな…


てか!!!
早く話してよっ!!!


「そろそろ…話って…」

「はぁー…なんかさぁ〜加地さんってなんで木村君と付き合ってんの??」



はっ?



えっ!?何この口調?????


まさか…裏の顔ってやつ??





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