彼は真面目な優等生



―ガラッ…パタン



「考えた??」


廊下に出たらすぐに、性格ブスになった。


「なんのこと??」

「木村君のこと」


あっ…全然考えてなかった。
やっばっ…


って!!!
別に…別れる気ないし!



「別れない」

「はぁー…さすがにうざいよ??」

「別にいい」

「じゃあ…勝負しない??」



勝負って??



「そろそろテストでしょ??だから、総合順位で勝負しましょ??」

「なんのために??」


「木村君をかけて」


はぁっ!!!???
このブスなに言ってんの???


「なんで蒼君をかけるのよ!!」

「私が勝ったら別れて、あんたが勝ったら付き合っててもいいわ」


何それ。
私…めっちゃ不利じゃん。


「そんなの無理に決まってんじゃん」

「そうよね…馬鹿だしね?」



はぁ???
なにこいつ…まじムカつく。






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