彼は真面目な優等生
あっ!!
「ねぇ、テストまで何週間??」
「ん〜…確か1週間だったかな」
テストまであと…1週間!!??
「なんでもうそんななの!!??」
「知らん!!
加地が勉強してないのが悪い」
「もぉー!!早く教えてよっ!!」
「そう急ぐなよ…」
「早くっっ!!!」
「はいはい」
それから私は、テストまで朝早く来て勉強、放課後も6時まで勉強。
私的にはめっちゃ頑張った。
そして明日はテストの日―…
今日も放課後はしっかり勉強したし、あとは家で勉強するだけ…
「加地、送ってやろうか??」
「遠慮するー、変に噂されても困るもん」
「俺と噂されるの嫌なの??」
「もちろん♪」
「冷たっ!!」
「先生、じゃあね!!」
「おぅ、明日は頑張れよ!!」
「まかせて!」
私は早く勉強したくて急いで家に帰った。
――――――――……
「別れてほしいから、頑張ってはほしくないんだけどな………はぁー…俺最低じゃん」
そんな狩野の言葉は…私の耳には届かなかった。