彼は真面目な優等生
「亜華里…」
―――――あっ…
1番会いたくなかったかも。
「蒼君…」
「よかったね」
「えっ??」
「順位」
あっ…順位ね。
よかったはずなのにね…。
あれじゃ全然駄目なんだよ。
「それより、蒼君4位ってすごいね!!」
「……」
何??
4位で不満なわけっ!!??
「何位がよかったの??」
「1位」
うわっ!?
私とレベルが違いすぎる!!
1位とか普通に無理だしっ!!
「1位かぁ…すごいね」
「でも無理だったし」
……。
なんか最近の蒼君は、よくしゃべるかも…。
表情は全然変わらないけど…