彼は真面目な優等生
私達が教室を出た後…
「よかったね、麻美?」
「晶…」
「めっちゃ気にしてたじゃん…2人のこと?」
「晶もでしょ!!」
「まぁね、蒼斗もこれからは、もっと一緒に居る時間を大切にするって言ってた」
「じゃあ大丈夫だね…」
「2人とも一途だしな!」
「晶は??一途??」
「もっちろん♪
麻美ラブだからぁ〜」
「あんたはもうちょっと、木村君を見習った方がいい所があるかもね…」
「ガーンッ!!!」
一方、私達は…
「蒼君、学校出たし…」
「手…繋ぐ??」
「うん♪」
私の手が蒼君の大きな手で包まれた。
こんなに大きい手だったんだね。
知らなかった。
「亜華里って手小さい」
「可愛い手でしょ??」
ニコッと笑うと…
蒼君は顔を赤くして頷いた。
可愛いなぁ〜////