彼は真面目な優等生
ちょっと可哀想…。
もう5ヶ月たったのに、覚えられてないってショックだよね…
「三島です、三島奈々[ミシマナナ]です!!」
「…わかった」
三島さんって言うのかぁ〜
見た目でわかるけど蒼君と、同じ真面目さんかも。
しかも先生に頼まれるとかすごいなぁ〜…
あっ!!もしかして…
「私達のクラスの級長さん!?」
「あっ…はい!!」
全然話聞いてなかったから知らなかった…
「…級長?」
「はい…知りませんでしたか?」
「はい」
「…―そうですか」
級長さんに、そんな悲しそうな表情されると困るよぉ…
三島さんけっこう綺麗だし…
「もう覚えました」
「ありがとう!
じゃあこれからよろしくね!」
「はい」
そんな笑顔みせたら…
もしかしたら…
蒼君惚れちゃうかもしれないし…
不安だよぉぉぉ――っ!!!!!
「…行くか」
「うん♪」
「あっ!!
ちょっと聞きたい事が…」
もぉーっ!!!!
まだ何かあるわけ!?
「…2人は付き合ってるの?」
えっ…??
なんでそんな事…。