彼は真面目な優等生
「加地さん、彼女なんですか??」
なんで気になるの…??
もぉーなんかモヤモヤする!!!
「まぁ」
“まぁ”って!!!???
その微妙な返事は!!!
「そっか…ありがと!」
そう言ってなんか微妙な笑顔を、私に向けてから友達の所に戻って行った。
さっきの笑顔は何??
なんか…勝ち誇った感じの顔されたし。
なんなの????
ムカつくぅ〜!!!!!
「どうした?」
「えっ??」
上を振り向くと不思議そうな顔した蒼君が居た。
「何が??大丈夫だよぉ?」
「その手…」
蒼君の指す先には、私の右手に握り拳が綺麗に出来上がってた。
「怒ってんの?」
怒ってる??
私が??
「怒ってないよ!!
てか早く勉強しに行こ??」
「……うん」
なんか不満そうな顔した蒼君を連れて、私は図書室に向かった。