彼は真面目な優等生
3.委員会
あの日から―…
蒼君の隣に居る事が多くなった。
私じゃないよ!?
私はいつも居るから!
だって彼女だもん!!
でも…でも…最近はホントにあの人が、馴れ馴れしくくっ付いてきてるの。
ホントに不愉快。
でも蒼君の前では、笑顔で居るって決めたの。
笑ってなきゃ…
笑顔でいなきゃ…
蒼君は私のもとから去って行っちゃう気がしたの―…
「ちょっと!!!」
「あっ…麻美」
「何あれ!?」
「なんだろね…」
麻美が言ってるあれってのは…。
勿論、蒼君と三島さんの事。
三島さんは委員会って言ってたのに、蒼君を男子級長にしっちゃって…。
2人で仕事をする事も多くて…
「麻〜美〜!!!」
「ほら!!泣きなっ!!」
うぅぅ〜…なんでなの??
彼女の私より、三島さんと居る事が多いってどうなの??