俺から逃げられると思うなよ



仕方なくTシャツを着た。



「あとは玉子で包むだけなので少し待っていてください」


「わかった」



リビングから見える和香の後ろ姿にドキッとした。
さっきまで下ろしていた髪の毛も束ねて少し高めの位置で結んでいる。



こんな愛おしい姿、俺しか見てないよな…?


って、俺はどれだけ独占欲強いんだ。


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