The previous night of the world revolution~T.D.~
「あー、もう。はいはい分かった分かった」
ルレイア殿にこれ以上言っても無駄、とばかりに。
ルルシー殿はこちらに向き直り、こう言った。
「本当ごめんな。こいつ、見ての通りこういう奴だから、一緒にいたら、色々驚くことや非常識なことすると思うけど…」
大丈夫です。
既に驚くことも非常識なことも、経験しました。
この僅か一時間あまりで。
「もし耐えかねたら、ここに電話してくれ。すぐシバきに来るから」
ルルシー殿は、電話番号が書かれたメモ用紙を渡してくれた。
「あ、ありがとうございます」
死神に手がつけられなくなったら、これに電話すれば救世主が駆けつけてくれるシステム。
有り難い。
心の底から有り難い。
「迷惑かけると思うが、こういう奴なんだ。大目に見てやってくれ。お互い、因縁浅からぬ身であることは重々承知の上だが…」
「…大丈夫です」
これも仕事のうちだし…それに。
口には決して出せないが、ルレイア殿がこうなってしまったのは、間接的に俺達の責任。
一つ屋根の下同居する身なんだから、多少のことはお互い、大目に見て…、
「あ、それとインテリアは、ゴスロリ統一させてもらうんで。宜しく」
「え」
ちょっと、目を離した隙に。
ハーレム会員さん達の手によって、部屋には黒い薔薇を描いた、黒地のカーペットが敷かれ。
同じ模様のカーテンと、壁紙が貼られていた。
…。
…部屋が黒い。
早速ですが、救世主を呼んでも良いでしょうか。
ルレイア殿にこれ以上言っても無駄、とばかりに。
ルルシー殿はこちらに向き直り、こう言った。
「本当ごめんな。こいつ、見ての通りこういう奴だから、一緒にいたら、色々驚くことや非常識なことすると思うけど…」
大丈夫です。
既に驚くことも非常識なことも、経験しました。
この僅か一時間あまりで。
「もし耐えかねたら、ここに電話してくれ。すぐシバきに来るから」
ルルシー殿は、電話番号が書かれたメモ用紙を渡してくれた。
「あ、ありがとうございます」
死神に手がつけられなくなったら、これに電話すれば救世主が駆けつけてくれるシステム。
有り難い。
心の底から有り難い。
「迷惑かけると思うが、こういう奴なんだ。大目に見てやってくれ。お互い、因縁浅からぬ身であることは重々承知の上だが…」
「…大丈夫です」
これも仕事のうちだし…それに。
口には決して出せないが、ルレイア殿がこうなってしまったのは、間接的に俺達の責任。
一つ屋根の下同居する身なんだから、多少のことはお互い、大目に見て…、
「あ、それとインテリアは、ゴスロリ統一させてもらうんで。宜しく」
「え」
ちょっと、目を離した隙に。
ハーレム会員さん達の手によって、部屋には黒い薔薇を描いた、黒地のカーペットが敷かれ。
同じ模様のカーテンと、壁紙が貼られていた。
…。
…部屋が黒い。
早速ですが、救世主を呼んでも良いでしょうか。