The previous night of the world revolution~T.D.~
俺も、『frontier』をプロデュースしている経験があるから分かる。
通常、こういう会場、コンサートホールを借りて何らかの催しを行う為にかかる費用は、それはもうピンからキリまである。
会場側が用意しているプランにもよるが、大抵の場合、
「何もかも会場にお任せ!主催者側は当日ここに来て公演を行うだけの、完全お任せプラン!」っていうのがあったり。
「会場は貸してあげるけど、その他の手続きや機材・人員の準備は自分達でやってね、の自力で行うプラン」っていうのがあったり。
その中間、「お金次第でここまではやってあげるけど、残りは自分でやってね、の中途半端プラン」があったり。
俺が『frontier』のコンサートを主催するときは、大抵ニ番目のプランか、三番目のプランを選択する。
何故なら、言うまでもなく、一番目のプランは莫大な費用がかかるからだ。
何せ、全部会場側にお任せなんだからな。その分費用もかかる。
会場の規模にもよるが、俺の場合、『青薔薇連合会』の人員を動員すれば、会場側の手を借りる必要はほとんどない。
故に、費用節約の為、『青薔薇連合会』の人員を使って、出来るだけ費用がかからないように調整している。
勿論、一から十まで全部こちらでやるのも大変なので、そこは会場の規模や、観客動員数によって変えているが。
それでも、コンサートを開くっていうのは、結構金のかかる仕事だ。
『frontier』の場合は、彼らの知名度のお陰もあって。
コンサートを開けば基本的に採算が取れる、どころか儲かるので、積極的に開いているが。
それだって、そこそこのチケット代や、コンサート限定グッズを大量に販売することによって、利益を得ている。
そうでもしなきゃ、こっちが赤字を食らうことになる。
その点、『frontier』は確実に収支プラスになるので、安心して開ける。
と、まぁ俺の話はここまでにして。
とにかく、今日の『帝国の光』の講演会。
プランとしては、恐らくニ番目か、三番目だろう。
三番目だとしても、恐らくは、会場側の手は最低限しか借りてないはず。
ホールの設備を見れば分かる。
ライブと講演会は全く別物だから、必要な機材が違うのは当然だが。
それにしたって、最低限の設備しか使っていない。
さっきの受付業務を、ルリシヤがやっていたことからも分かる。
恐らく、そこでパンフレットを配布している女も、表でチケット販売をしていた女も、『帝国の光』の人間だろう。
会場側の人間は、ほとんど…いや、全くと言って良いほどに借りていない。
で、『裏党』のメンバーは、ルリシヤを含めても数少ないと聞く。
だから多分、ここで会場の手伝いをしている『帝国の光』メンバーの大半は、『表党』の人間なんだろう。
まぁ、あくまで推測だが。
チケット代も一律1500円と、かなりお安い。
これじゃ、ろくに採算取れないだろうな。
だからこそ、自分とこの組織からボランティアを募り、会場の設備も最低限に抑えてるんだろうし。
『帝国の光』も、それほど資金を持っている訳ではないと見える。
それを思えば、『帝国の光』の前身組織である『天の光教』が、いかに金持ち組織だったことか。
あいつら、各地で無料の講演会開きまくってたからな。
いかに、信者達から金を巻き上げていたかよ。
かと思えばあの年齢サバ読みおばさん、『帝国の光』なんて、こんな厄介な置き土産を残してくれちゃってさ。
本当、年齢サバ読む人間には、ろくな奴がいないよ。
通常、こういう会場、コンサートホールを借りて何らかの催しを行う為にかかる費用は、それはもうピンからキリまである。
会場側が用意しているプランにもよるが、大抵の場合、
「何もかも会場にお任せ!主催者側は当日ここに来て公演を行うだけの、完全お任せプラン!」っていうのがあったり。
「会場は貸してあげるけど、その他の手続きや機材・人員の準備は自分達でやってね、の自力で行うプラン」っていうのがあったり。
その中間、「お金次第でここまではやってあげるけど、残りは自分でやってね、の中途半端プラン」があったり。
俺が『frontier』のコンサートを主催するときは、大抵ニ番目のプランか、三番目のプランを選択する。
何故なら、言うまでもなく、一番目のプランは莫大な費用がかかるからだ。
何せ、全部会場側にお任せなんだからな。その分費用もかかる。
会場の規模にもよるが、俺の場合、『青薔薇連合会』の人員を動員すれば、会場側の手を借りる必要はほとんどない。
故に、費用節約の為、『青薔薇連合会』の人員を使って、出来るだけ費用がかからないように調整している。
勿論、一から十まで全部こちらでやるのも大変なので、そこは会場の規模や、観客動員数によって変えているが。
それでも、コンサートを開くっていうのは、結構金のかかる仕事だ。
『frontier』の場合は、彼らの知名度のお陰もあって。
コンサートを開けば基本的に採算が取れる、どころか儲かるので、積極的に開いているが。
それだって、そこそこのチケット代や、コンサート限定グッズを大量に販売することによって、利益を得ている。
そうでもしなきゃ、こっちが赤字を食らうことになる。
その点、『frontier』は確実に収支プラスになるので、安心して開ける。
と、まぁ俺の話はここまでにして。
とにかく、今日の『帝国の光』の講演会。
プランとしては、恐らくニ番目か、三番目だろう。
三番目だとしても、恐らくは、会場側の手は最低限しか借りてないはず。
ホールの設備を見れば分かる。
ライブと講演会は全く別物だから、必要な機材が違うのは当然だが。
それにしたって、最低限の設備しか使っていない。
さっきの受付業務を、ルリシヤがやっていたことからも分かる。
恐らく、そこでパンフレットを配布している女も、表でチケット販売をしていた女も、『帝国の光』の人間だろう。
会場側の人間は、ほとんど…いや、全くと言って良いほどに借りていない。
で、『裏党』のメンバーは、ルリシヤを含めても数少ないと聞く。
だから多分、ここで会場の手伝いをしている『帝国の光』メンバーの大半は、『表党』の人間なんだろう。
まぁ、あくまで推測だが。
チケット代も一律1500円と、かなりお安い。
これじゃ、ろくに採算取れないだろうな。
だからこそ、自分とこの組織からボランティアを募り、会場の設備も最低限に抑えてるんだろうし。
『帝国の光』も、それほど資金を持っている訳ではないと見える。
それを思えば、『帝国の光』の前身組織である『天の光教』が、いかに金持ち組織だったことか。
あいつら、各地で無料の講演会開きまくってたからな。
いかに、信者達から金を巻き上げていたかよ。
かと思えばあの年齢サバ読みおばさん、『帝国の光』なんて、こんな厄介な置き土産を残してくれちゃってさ。
本当、年齢サバ読む人間には、ろくな奴がいないよ。