The previous night of the world revolution~T.D.~
――――――…明日から、いざ大学生活が始まるというその日。

僕は、『青薔薇連合会』で最後の打ち合わせを済ませ。

それじゃ僕、明日から私立ローゼリア学園大学の学生になるんで宜しく〜ってことで。

大学なんて久し振りだなー。って言っても、僕が行ったのはアシスファルト帝国の大学で、国内の大学には行ってないのだが。

どんなところなんだろうなぁ。

姉の名前がついてる大学に行くのは、正直あまり本意ではない。

でも今の僕は、ベルガモット王家の人間ではないし。

気にすることはないだろう、と自分に言い聞かせながら。

愛する妻の待つ自宅に、帰宅した。

すると。

「ただいま」

「ルーチェスく〜ん!お帰り〜!」

「…」

僕の愛する妻、セカイさんに迎えられ。

嬉しいはずの瞬間なのに、僕はドアを開けたままの姿勢で、硬直してしまった。

何故か。

セカイさんが、非常に恐ろしい格好をしていたからである。

…なんと、セカイさんが。

…エプロンを、つけている。
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