The previous night of the world revolution~T.D.~
…やぁ。

昨日ぶりですね。

そして。

「これは…」

「凄いだろう?」

…久し振りですね。

随分と、小柄になったようで。

俺の目の前にあるのは、白くて細長い、スピーカーのようなもの。

いや…スピーカーではないな。

塔だ。

白くて、小さな塔。

俺は、お前の名前を知ってるよ。

忌々しい、忘れられない名前。

『白亜の塔』という、シェルドニア王国の秘宝を。
< 571 / 820 >

この作品をシェア

pagetop