The previous night of the world revolution~T.D.~
さて。
じゃあ、充分疑念を植え付けた上で。
怪しげな噂を、流してみようか。
「だから…かもしれませんけど、こんな噂知ってます?二人共」
「…?何?」
「実は『帝国の光』は、このビルそのものを全部買ってて、ヒイラ総統に選ばれた人にしか、他のフロアには行かせないっていう噂」
「…!」
初耳の噂に、二人共驚いていた。
そうでしょうね。
「そんな、まさか…。『帝国の光』は平等主義だろう?」
「そうだよ。フロアを増やさないのも、倹約の為じゃないか?党員から集められた大事な資金を、みだりに使わない為に…」
笑わせてくれる。
その大事な資金とやらは、粗悪な武器と、怪しい研究に費やされているだけだというのに。
「僕もそう思いたいですけど…。そんな噂を聞いたもので…」
「…まさか…」
「いや…ただの噂だって、そんなの…」
二人共、噂を否定したいようだが。
お互い、「有り得ない話でもないのでは?」と、心の隅っこで思っているのが分かる。
そうですよ。
もっと、疑心暗鬼を滾らせてください。
そして、この噂を広めてください。
そうすれば。
じゃあ、充分疑念を植え付けた上で。
怪しげな噂を、流してみようか。
「だから…かもしれませんけど、こんな噂知ってます?二人共」
「…?何?」
「実は『帝国の光』は、このビルそのものを全部買ってて、ヒイラ総統に選ばれた人にしか、他のフロアには行かせないっていう噂」
「…!」
初耳の噂に、二人共驚いていた。
そうでしょうね。
「そんな、まさか…。『帝国の光』は平等主義だろう?」
「そうだよ。フロアを増やさないのも、倹約の為じゃないか?党員から集められた大事な資金を、みだりに使わない為に…」
笑わせてくれる。
その大事な資金とやらは、粗悪な武器と、怪しい研究に費やされているだけだというのに。
「僕もそう思いたいですけど…。そんな噂を聞いたもので…」
「…まさか…」
「いや…ただの噂だって、そんなの…」
二人共、噂を否定したいようだが。
お互い、「有り得ない話でもないのでは?」と、心の隅っこで思っているのが分かる。
そうですよ。
もっと、疑心暗鬼を滾らせてください。
そして、この噂を広めてください。
そうすれば。