The previous night of the world revolution~T.D.~
…全く。

今更だが、とんでもない奴らと手を組んだものだ。俺達は。

それなのに、そんな奴らと手を組むことを決めた、当のオルタンスは。

「…さて、忙しくなるな。まずは、隊長達を招集して、明日についての最終準備を始めよう」

「…」

「…?どうした、何か不都合なことでもあるのか」

いや、不都合なことは何もない。

Xデーが明日と決まった今、迅速に行動する必要があることも分かってる。

しかし、これだけはツッコませて欲しい。

「…お前、その痛バッグ持って、何処に行くつもりだ?」

「え?会議に。折角完成したから、皆にも見てもらおうと思っ、」

「置いていけ」

有無を言わさず、そう言うと。

オルタンスは、渋々痛バッグを机の上に置いた。

何でちょっと残念そうなんだよ、馬鹿。
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