The previous night of the world revolution~T.D.~
ルーチェスとルリシヤに、後ろを任せ。

俺は、ただ一人の人物を探して、奥に突き進んだ。

途中、何人もの『裏党』党員に阻まれたが。

全員、気絶させて突っ走った。

もしかしたらこの奥には、もっと大勢のヒイラの信者達がいるのかもしれない。

だが、そんなことはどうでも良いし、関係ない。

俺が足を止める理由にはならない。

だって、約束したからな。

大海原のど真ん中だろうが、銃弾の飛び交う戦場だろうが。

地獄だろうが。

俺は必ず、お前の隣にいると。

だから。

「ルレイア!!」

俺は彼の姿を見つけるなり。

背中に背負ってきた、ルレイアの愛武器。

死神の鎌を、ルレイアに向かってぶん投げた。
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