The previous night of the world revolution~T.D.~
すると。

「坊っちゃん!先程、国籍不明のヘリがこちらに…」

遅れ馳せながら、ユーレイリーが俺を探し当てて、部屋に飛び込んできた。

あぁ、うん…。知らなかったら、そりゃそうなるよな。

「ユーレイリー、あれは大丈夫だ」

「え…大丈夫、と言いますと?」

「…『青薔薇連合会』とルレイア殿には、誰も敵わないってことだよ」

目を丸くしているユーレイリーに。

俺は呆れたような、安心したような溜息を、一つ溢した。
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