The previous night of the world revolution~T.D.~
と、心配していたら。

案の定。

「ふにゅ〜っ!ふぐ〜っ!動けなぁぁ〜い!」

「…」

試合開始のゴングが鳴るなり。

ふしゃー、とばかりに飛びかかってきたセカイさんを、ひょいっと躱すと。

勝手に転んでくれたので、僕は後ろからよっこいせ、とセカイさんを立ち上がらせ。

そのまま背後から、セカイさんの身体をガッチリホールド。

ここまで、僅か五秒の出来事。

「ふんっ!ふんっ!動けない〜っ!!」

セカイさんは、何とかしゃにむに身体を動かそうと、頑張っていたが。

別に何の経験者でもない、ド素人のセカイさんには、このホールドを解く術はない。

「降参しました?」

「してない!」

成程。

「諦めが悪いのは良いことですが、世の中、諦めなきゃどうにもならないこともあるのだと、教えてあげましょう」

「ふぇ?」

実は今、僕は片足一本で、セカイさんの両足を押さえ。

僕の両腕の上腕は、セカイさんの胴体を完全にホールドしている。

従って。

肘から下は、自由なんですね。僕。

その状態で、こうしてぴったりとセカイさんの身体に密着していると。

…湧いてきますよね。なんかこう、色々なものが。

そんな訳なので。

僕は、自分の欲望に素直です。

自由に動かせる両腕で、僕はセカイさんのお胸をホールド。

「ふぇっ!?」

「では、いただきます」

もみもみもみ。

「ほにゃぁぁぁ〜!!」

もみもみもみ。

うん、相変わらず良い揉み心地だ。

この、薄くはないけど厚くもない、絶妙なちっぱい加減が最高。

いつもは直に触ってるけども、たまには服の上からっていうのも良いですね。

「何するの、もー!えっち!ルーチェス君のえっち!スケベ!変態〜っ!」

「ありがとうございます」

「ふぇぇぇぇん!!」

いやぁ、ルレイア師匠の弟子としては、最高の褒め言葉ですねぇ。

そして、良い揉み心地だ。

もみもみもみ。

え?動けない女性のおきゅぱいを、無理矢理揉むのは倫理に反してるだろう、って?

何を言いますか。勝負を仕掛けてきたのは、そもそもセカイさんの方ですし。

僕だって、好きでこうしてるんじゃないですよ?

早く降参してくれれば、僕だってこんなことはせずに済んだんです。

…。

…あと30分くらいは、降参しなくて良いですよ?

「何なら、服の裾から手を入れて、生おきゅぱいを…」

「ふにゃぁぁぁぁん!」

もみもみもみ。

うん、これは良い感じだ。

え、下衆?

褒め言葉ですが、何か?
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