The previous night of the world revolution~T.D.~
「…可愛い。可愛いのう、ルーチェス君は」

「そうですか。セカイお姉様も可愛いですよ」

「ルーチェス君は特別に、お姉ちゃんと呼んで良いぞ?」

じゃあお姉ちゃんで。

「そのままでいてくれます?セカイお姉ちゃんは」

「うん、可愛い弟君の頼みだからね。優しいお姉ちゃんは、弟君の我儘を聞いてあげるのだ」

わー、なんて優しいお姉ちゃん。

さっきまで、壁に突進していたとは思えない。

「ありがとうございます。でも、どうしてもって言うなら、護身術くらいなら教えますよ」

「ほう、護身術?興味ある興味ある!どうやってやるの?」

「と、ここで僕は一つ、提案する訳ですが」

「?」

人間。

欲望には素直であれ、って。師匠も言ってた。

「さっき揉み足りなかったので、護身術の訓練は明日からにして、今夜はもみもみタイムにしません?」

「…」

僕がそう提案すると。

セカイお姉ちゃんは、しばしポカーンとして。

そして、吹き出して笑った。

「あはは!おっけーおっけー!もールーチェス君たら、えっちなんだから〜」

「済みません、えっちです」

「うんうん、素直でよろしい!」

…では、皆様また今度。

僕は、存分にもみもみタイムをエンジョイして参ります。




















END
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