The previous night of the world revolution~T.D.~
ようやく、一日の講義が全て終わり。

「ルナニア、行こうぜ」

「はい」

俺は、いざ今日から初めての。

『ルティス帝国を考える会』の活動に参加する為、事前に教えられていた、彼らの活動拠点である講義室に向かった。

そこには、既に多くのサークルメンバーがいた。

昨日の説明会で見かけた、一年生の姿もある。

そして、顔を固くしたルーシッドも。

彼も、今日一日で知ったのだろうか?

どれほどに、この大学の若者達に、共産主義的思想が広まっているのかを。

それは、帰ってから答え合わせするとして…。

…すると、そこに。

「こんにちは」

昨日、俺達に名演説をしてみせた、

『ルティス帝国を考える会』会長の、エリミア・フランクラッシュがやって来た。

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