劇薬博士の溺愛処方

 器用な指先は胸元の飾りをつつき、ひねり、つぶし、翻弄させる。
 やがて彼の口づけは下腹部を通過し、敏感な場所へと到達する。

「りゅ……せんせ……も、もうだめぇ……っ!」

 精力剤なんかなくても絶倫な彼が、自分がいなくなったことで勃たなくなってしまったのならば、奉仕でもなんでもして勃たせなくては。自分ばかりが気持ちよくなることに罪悪感さえ覚えてしまう。

「ああ……琉、せんせ……ほしいの。もっと……先生の」
「じゃあ、口で咥えてごらん」

 にやりと笑う琉を見て、快楽の淵に沈んでいた三葉は潤んでいた目を丸くする。
 ズボンを下した彼の男根は、そそり立つまではいっていないが、確かに、反応を見せている。

「……ん」

 素直ではしたない本能に負けて、拘束を解かれた三葉は琉の分身をそっと咥え、舌を這わせながら、腰をふるりと震わせた。
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