劇薬博士の溺愛処方
「ほぅら、三葉くんのショーツもこんなに濡れているじゃないか。いやらしくてかわいいなぁ」
「はぅん」
いつしか琉の手は湿りけを帯びたショーツを奪い、三葉のすらりとした肢体を余すところなく晒していた。
身体を火照らせる三葉の下腿に、琉のいまにもはち切れそうな屹立が迫る。充分とは言いがたい前戯を切り上げた琉は、そのまま分身にコンドームをつけ、一気に彼女の最奥目指して貫いていく。
「――ぁあっ!」
そして数分も経過しないうちに……果てた。
「…………え」
あまりにもあっけない彼の昇天に、三葉は目を丸くする。
いよいよこれからだ、というときに出されてしまった。
付き合いはじめの頃から思っていたことだが、琉は勃起から射精するまでの時間がひとよりはやい気がする。一度距離を置いて離れたからなのか、とくに最近は顕著だ。
三葉じゃないと勃たないと文句を言っていた当初と比べても、欲情する頻度が減ったというわけではない。
「あ……ご、ごめんっ、三葉のナカが、ナカがあまりにも気持ちよすぎて……!」