劇薬博士の溺愛処方
泡のついた指先でつつけば、刺激を受けた頂はあっという間に勃ちあがり、朱色に染まる。
ベッドの上で押し倒されて、頭を撫でられながらキスをして、そのまま服を、脱がされて。
「ダメです、琉せんせ……」
いくら夜間診療でほかに患者やスタッフの姿がないからって、調子に乗ってえっちなことをするなんて。
中途半端にはだけさせられたブラウスから見える下着はくたびれたピンクベージュのノンワイヤーブラジャー。それでも彼は欲情してくれて……
「ふぁ……っ」
自分で自分の胸を弄りながら、三葉は想像する。妄想する。恋人との幻の情事を。
……タイトスカートのなかに手が侵入してきて、ショーツの上からピンポイントで敏感な場所を刺激する。
現実の三葉は椅子の上で足を拡げ、片方の手を秘処へと伸ばし、もう片方の手は左右の胸の飾りを交互に擦りつづけている。
ボディソープの泡によるぬめりなのか、自身の身体から分泌した愛液なのか、判断しがたい潤いが、蕾に絡み、三葉の指先によってふっくらと膨らんでいく。
「はぁ……あんっ……」