劇薬博士の溺愛処方
ヴイィイイイイン、という音と共に執拗に三葉の感じる部分を刺激しつづけていた琉だったが、何を思ったのかおもむろに手を放し、彼女の愛液に濡れたローターを目の前で見せびらかす。
突然迫り来る快楽が遠退いた三葉は呆然としていたが、ハッと我に却り、琉の前で頬を紅潮させる。
「せん、せ……?」
「――達きたかったよね、ごめん……」
嘲るような彼の表情に、三葉も察し、諦めの表情を浮かべる。
やはり彼は既に、達してしまったようだ。
使用済みのオナホを横目に、琉は苦笑する。
「だけどほら、俺のはまだ……懲りずに勃っているんだ。早漏をいますぐ克服するのは無理だけど……」
気持ち良さそうに身体をひくつかせる三葉を見て、琉はやっぱり自分で彼女を組み敷いて、絶頂を極めさせたいと痛感したのだ。
「自慰だけじゃ物足りない。俺が傍にいるときの三葉には、機械じゃなくて、やっぱり俺ので達して欲しいんだ……ダメ?」
しょんぼりした表情を浮かべながら懇願する琉に、三葉の顔がくしゃりと歪む。
泣きそうになるのを堪えて、三葉は辛うじて小声で応えていた。