劇薬博士の溺愛処方
「だ、だめじゃ、ないです……だってわたしも、琉先生に、ふれたい……っ!」
半泣きの表情の恋人に、琉はああもう、と彼女の顎を掬いとって荒々しく口づける。
舌先を絡めながら、肩を包み、背中を撫で、胸元を辿り、下腹部を通過した琉の両手は、先ほどまで機械に犯されていた秘処へと到達していた。キスだけでとろとろに潤っているその場所を触れられ、三葉が瞑っていた瞳をひらけば、なおも唇を貪っている琉が目を見開いた状態でいたことに気づき、驚きと恥ずかしさで硬直してしまう。
「!」
「準備はできているね……じゃあ今度は、俺がじっくり君を愛する番だよ」