人間を好きになった、魔界の王の娘

疲れてる・・・？

「お前が、校門で奈未を1人置いてけぼりにしてるのも
お前が、奈未を異常なほど毛嫌いしてることも。
お前が奈未を幼馴染だと思いたくないのなら、それはそれで結構。
だが、その言葉に、兄貴や俺達を巻き込むな」

「・・・っ」

「何だ？何の騒ぎだ」

善が来たと思ったら、すっとぼけたような顔をしている

「先生。お久しぶりです」

「あぁ。敵情視察か？」

「なわけないでしょう。来年度から一緒になるんで
どんなもんか見に来たんですよ。
先生、アイツ（夢）の事、甘やかさないようにしてくださいね」

「甘やかすって」

「甘やかしすぎているから、平気で噓をつき、人の物を盗もうとする」

「・・・！？」

「俺は、あの学校の生徒会長だ。
生徒会長のブレスレットを取ろうとしている段階で
お前たちは俺達に喧嘩を売っているようなもんだ」

「・・・っ」

それと、鳳凰祭、このクラスの出し物」

「あぁ。駄菓子屋をやるんだって？」