人間を好きになった、魔界の王の娘
他にもいろいろと連れまわされ
全部の買い物が終わったのは、夕方で
「燿」
「ん?」
「ありがとう」
「いや。あ、お礼は奈未の手料理でいいよ?」
あたしの手料理?
「兄貴から聞いたよー?料理、得意なんでしょ?
だったら、手料理ご馳走してくれたら、それでいいよ?」
なっ
「何言って」
あ、でも
「ここって」
「あぁ。食材も売ってるよ?
ショッピングモールなだけあるしね」
そうなんだ?
「いいよ?一緒に行ってあげるよ」
そう言ってくれた燿と一緒に下に行って
食材の場所に行くと
「あれ?兄貴じゃん」
何で、悠翔君がここに?
隣にいる人は一体・・・
「奈未?」
「皆、一緒なのかな」
「え?」
会って数日しかたってない人を好きになるなんて
「誰も、あたしを見てくれる人なんて」
「俺がみてるじゃん」
「え?」
「兄貴を好きでもいいよ?
俺にしておけば?」
「何言って」
「本当だよ?だって、奈未は俺のタイプドストライクだし」
「へ?」