人間を好きになった、魔界の王の娘
それから、夕飯は今日は悠翔君が
手で食べられるからとオスシという物を頼んでくれた
それも届くのも早くて
「は、悠翔くん。これって」
「これが寿司だ」
これが、オスシ・・・
何か、上に乗ってるのがカラフルだ
「お前は、箸を使えなさそうだよな」
「箸?」
「これだ」
そう言って見せてくれたお箸
「あ、それは。使える」
「使えるのか」
「一応は」
そう言ったあたしに一応?と疑問を抱いたらしい悠翔君
「お母さんが、使えた方がいいからって」
そう言うと
なるほどな。って納得してくれた悠翔君
「手で食べてもいいし、箸で食べても構わないから」
いいのかなぁ?
そう、思っていると悠翔君が食べ始めたので
「いただき、ます」
そう言って食べ始めたあたし
ムニムニしている白い切込みの入った食べ物から
色々食べ始めると
「どうだ?」
「美味しい・・・」
「そうか」