人間を好きになった、魔界の王の娘
「確かに、あんたは悠翔の婚約者かも知れないし
あたしたちの幼馴染かもしれない。
でもさ、よく考えてよ?今まで、いなかった人間を幼馴染として見られるかって
言ったら、そんな事ありえないわ」
そう、よね
「燿や由香。夏希たちは知らないけど
悠翔の婚約者だなんて、あたしは認めてないから。
まぁ、悠翔もこの婚約自体乗り気じゃないみたいだし」
「・・・っ」
知ってる。そんなこと知ってる。
だけど、それを、悠翔君の妹である夢ちゃんに
なんであたしが言われなくちゃいけないの
そう思ってるうちに学校についてしまった
確かに思っている以上に距離はあるかもしれないけど
通い切れない距離ではない
「放課後からは1人で帰ってよ?
あたしは、色々と忙しいんだから」
そう言うと、先に入って行ってしまった夢ちゃん
「あれー?転校生じゃん」
「随分と可愛いじゃん」
へ?
周りには、見たことのない男の人たちばかり
どうしよう・・・っ
「あれ?夢はどうしたの?」