人間を好きになった、魔界の王の娘
慌てて、中に入っていった男の人たち
なんで、燿君の言葉に慌てて行ったんだろう?
「そうゆうことで遊びにいこっか」
とあたしの腕を掴んで歩き出した燿君
この学校でも、燿君はニンキモノらしい
「燿」
「夢」
「何で、奈未を連れて行こうと」
「してんのかって?
自分で、奈未を連れて行くって言ったくせに、
学校に着いたとたん、先に入ったような女が何言ってんの?」
燿・・・君?
「そ、それは」
「何を言っても、今は言い訳にしか聞こえないから
ちゃんと見ておけば、さっき見たいに男に絡まれることも
連れていかれそうになることも、なかったんじゃねぇの?
それとも、自分は、理事長と付き合ってるから
奈未のこんな不祥事も、隠してもらえるとでも思ってた?」
「そ、それは・・・」
「兄貴にも、この事は話しておくから。
まぁ、今後兄貴がどう出るか分からないけど
夢に頼むことは、確実に減るだろうね。
悪いけど、奈未は俺と遊びに行くから。
ちゃんと、面倒も見られないような女の所には
俺達にとっての幼馴染である奈未を置いておけないから」