人間を好きになった、魔界の王の娘

「そんなわけないじゃん」

「そうなの?」

「だって、俺みたいに生徒会にアイツが入れるわけがない。
それに、アイツ、バイトもしてないのに、何が忙しいの」

そうなんだ

「ま、奈未ちゃんの場合、バイトもやらせては貰えなさそうだよね」

「あたし?」

「そ。兄貴が許してはくれないでしょ」

「悠翔君には、好きにしたらいいって。バイトもするなとは言われてないから」

でも、魔界には、そんなシステムがなかったから
バイトという物が何か良く分からない

「へぇ・・・」

「?燿、く・・・」

「ならさ、頼みがあるんだけど」

??
頼み?

「それって一体」

「鳳凰祭の出し物さつ出て貰いたいんだよね」

何で鳳凰祭の事知ってるの?

「とりあえず、ミスコンには絶対に出て。
アイツ・・・夢もミスコンに出るつもりらしいから」

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