秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
裏切り
やっときた土曜日。
雅臣さんは仕事のため待ち合わせは夕方17時半に駅の改札。
私は溜まった家事をして昼間は過ごし、午後になり着付けや髪型を整えた。
千歳烏山の駅に行くと浴衣を着たカップルを何組か見かけた。
みんな楽しそう。
私も早く雅臣さんに会いたいな。
そう思い少し早めに駅に着いた。
改札から流れ出る人に目をこらし私は雅臣さんを探した。
何本電車をやり過ごしたのだろう。
もう18時半を過ぎた。
遅くない?
もう始まっちゃうよ。
だんだん薄暗くなってきちゃったよ。
私はスマホを取り出すがやっぱり連絡は来ていない。
仕事が押してるのかも、と思い私からは連絡出来ずにいた。
でも…
悩んでいる間に19時まであと5分になってしまった。
不安になり私はとうとう電話をかけた。
電話は鳴り続け、やがてメッセージに切り替わってしまった。
もう一度かけるが同じように切り替わる。
どうしよう。
そのタイミングでドカンと大きな音がして花火が打ち上がった。
あ…始まっちゃった。
仕事が終わらなかったのかな。
もう2回かけたからこれ以上は邪魔できない。
どうしよう。
雅臣さんは仕事のため待ち合わせは夕方17時半に駅の改札。
私は溜まった家事をして昼間は過ごし、午後になり着付けや髪型を整えた。
千歳烏山の駅に行くと浴衣を着たカップルを何組か見かけた。
みんな楽しそう。
私も早く雅臣さんに会いたいな。
そう思い少し早めに駅に着いた。
改札から流れ出る人に目をこらし私は雅臣さんを探した。
何本電車をやり過ごしたのだろう。
もう18時半を過ぎた。
遅くない?
もう始まっちゃうよ。
だんだん薄暗くなってきちゃったよ。
私はスマホを取り出すがやっぱり連絡は来ていない。
仕事が押してるのかも、と思い私からは連絡出来ずにいた。
でも…
悩んでいる間に19時まであと5分になってしまった。
不安になり私はとうとう電話をかけた。
電話は鳴り続け、やがてメッセージに切り替わってしまった。
もう一度かけるが同じように切り替わる。
どうしよう。
そのタイミングでドカンと大きな音がして花火が打ち上がった。
あ…始まっちゃった。
仕事が終わらなかったのかな。
もう2回かけたからこれ以上は邪魔できない。
どうしよう。