秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
「そういえば寝てる時スマホなってたよ。彼氏からか?どうする?彼氏の家に行くか?」

「うーん…いいや。疲れちゃった。」

私はスマホを見る気にもなれず、カバンから出さなかった。

「そっか。うちまで20分くらいはかかるからまた横になってけ。」

「ごめん、いい?座ってると気持ち悪いの。」

「いいよ。ほら横になれよ。」

やや強引に膝枕してくれた。
私に気を遣わせないようにぶっきらぼうな態度だった。

橋本くんの家に着くとまた抱えるように支えられ部屋に案内された。

橋本くんの家のベットに寝かせてくれ、部屋の電気もすぐに落としてくれた。

「じゃ、また何かあれば隣にいるから起こせよ。お茶は枕元に置いておくからな。」

「うん。ありがとう。」

私はベットに入るとまたすぐに眠ってしまった。
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