秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
家に帰り、なんとかシャワーを浴びると私はグッタリし眠ってしまった。

ピンポン…

ピンポン…

鳴ってる気がするが力が出なくてインターホンに出られない。

そのうち諦めてくれるかな。

ピンポン…

また鳴ってる。

私は起き上がれず、また寝入ってしまった。

朝起きると雅臣さんからメールが来ていた。

『真帆、調子はどう?夜、家に行ったが出なかったから寝込んでるんじゃないかと心配だ。大丈夫か?何かあれば連絡が欲しい。』

わざわざ来てくれたの?
一昨日だって追い返したのに。

私は今朝起き上がれず休まざるを得なかった。
朝連絡すると美花ちゃんが出た。
休みたい旨伝えると、分かったと言ってくれる。
でも、

『課長に代わりますね。』

と言われてしまった。

『杉原。どうだ?』

『すみません、体調が悪いのでお休みします。失礼します。』

それだけ言うと電話を切った。
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