秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
「雅臣さんの気持ち、すごくわかった。すごくすごく分かったの。雅臣さんはカッコ悪くないです。なりふり構わないほどに私を好いていてくれてるって聞いてますます好きになりました。」

「真帆、呆れてない?」

「そのセリフは前に私が言いましたね。その時雅臣さんはこういいましたよ。呆れるはずがない、と。私もです。雅臣さんのこと、呆れるはずがないです。」

「真帆…。」

私をぎゅっと抱きしめてくれる雅臣さんの腕の中はとても心地よかった。
安心した。
やっとここに戻って来れた。

「真帆。俺と結婚してくれないか?俺の力で真帆を幸せにしたいんだ。誰にも渡せない。一生真帆を大切にする。こんな俺だけど、真帆を誰よりも愛してる。結婚してください。」

「え?雅臣さん。本当に?雅臣さんは後悔しませんか?私とで一生後悔しませんか?」

「当たり前だろ。真帆がいない人生はもう考えられない。」

「雅臣さん!私、雅臣さんと結婚したい。雅臣さんのそばにいたい。」

「愛してる、真帆。絶対に幸せにする。」

「一緒に幸せになりましょう。」

雅臣さんと目が合い、唇が重なった。
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